鹿島神宮について
東国三社の一つである鹿島神宮をご紹介致します。
鹿島神宮は、千葉県佐原市の「香取神宮」同じ茨城県の「息栖神社」とともに東国三社として有名です。
御祭神は武甕槌命「タケミカヅチノカミ」で「雷」「剣」「地震」「相撲」の神様として伝えられており、特に、勝負運にご利益があるとされています。また、数多くの神話が残されております。
武甕槌命は奈良県の春日大社の御祭神としても有名で、全国の鹿島神社・春日神社で祀られております。
アクセス・駐車場
鉄道を利用される場合は、JR鹿島線の鹿島神宮駅から徒歩約10分です。1時間に1本程度の本数ですのでしっかり調べてから向かってください。
車の場合は、東関東自動車道潮来ICから一般道で約20分ほどです。
駐車場は大鳥居の右側が第一駐車場になっております。普通車は300円です。また、神社の入口付近にコインパーキングがたくさんありますので、大変便利です。
境内
大鳥居をくぐると、すぐに存在感抜群な楼門が迎えてくれます。日本三大楼門であり、国の重要文化財に指定されております。まずは、この楼門の雰囲気に驚くはずです!
楼門をくぐると、すぐに社殿です。こちらも国の重要文化財に指定され、神々しい雰囲気を醸し出しています。
参拝をすませると、奥宮までは長い参道があります。綺麗に整備された参道の両側には、歴史のある大杉が立っていて、雰囲気に圧倒されます。また、樹木がたくさん生い茂っているので、夏でも少しひんやりとして、気持ちが良いです。
奥宮の裏の大杉は、有名なパワースポットになっていて、耳をすませば、水の音が聞こえてくるとか!
左手奥の坂を下ると、「御手洗池」があり、こちらもパワースポットになっております。昔、参拝客が体を清めるために、入水しましたが、大人でも子供でも、胸までしか水が上がってこなかったとの言い伝えがあります。めちゃくちゃ不思議ですよね!
また、池や大鳥居の周辺には、おいしいお店がたくさんありますので、ゆっくり浄化と観光を楽しんでいただきたいです。
大鳥居の右側に祭典と年中行事の書かれた看板があります。
祭典と年中行事の看板の前に周辺地図がありますので、全体像が把握できます。
楼門
鹿島神宮の楼門は日本三大楼門となっております。存在感がすごいです。
*その他は筥崎宮(福岡県福岡市)、阿蘇神社(熊本県阿蘇市)
早朝は御本殿の方向から太陽が昇りますので、とても神々しい雰囲気です。
紅葉の時期は楼門との調和が美しい。
六月と十二月には大祓式が行なわれます。
摂社 高房社
まずは、拝殿へ参拝前にこちらから詣でるのが古例です。
拝殿
日本のほとんどの神社は参道、本殿は東か南向きです。
鹿島神宮は西から参道が始まり、神は北を向いております。実に不思議です。
諸説あるようです。
霊杉木
神に守られてるとしか思えません。
奥宮までの参道
拝殿で参拝をされたら、奥宮へ向かってください。太陽の光がかかると神々しい写真になります!
樹木についた苔がとても美しい!鹿島神宮の森は苔やシダ類が多いことでも有名です。
途中、振り返ると朱色の楼門が美しいのがわかります!
神様の使いとされる鹿がたくさんいます。
さざれ石
奥宮
奥宮は何とも言えない神々しい雰囲気です。
『令和の大改修』で、「檜皮(ひわだ)ぶき」と呼ばれるヒノキの樹皮を使った伝統的な屋根のふき替え作業が行われました。
【改修以前の奥宮】
👇改修後の奥宮👇
奥宮の裏側に立つ御神木はパワースポットとして有名です!
奥宮の目の前に松尾芭蕉が詠んだ句があります。
令和6年ころまで大改修が行われるようです。
奥宮から要石の方へ向かうと、大杉とともに生息する輝く『コケ』を見ることができます!
剣の神様が大鯰を押さえつけつけてくれてます。
切り株から新芽が!
要石
奥宮のさらに奥に『御手洗池』がありますので、坂を下って向かってください。
御手洗池
不思議な言い伝えが残る池です。
御手洗池の奥から湧水がでており、水汲みもできます。
鹿島神宮の七不思議(鹿嶋市HP引用)
【七不思議】
1 要石(かなめいし)
地震抑えの石として有名で、徳川光圀が石がどこまで埋まっているのかを探ろうと、周囲を七日七夜掘らせたが、掘った穴が一夜にして埋まるため、諦めたという伝承があります。
2 御手洗池(みたらしいけ)
こんこんと流れ込む湧き水は、日照りの時期でも水量に変りなく、澄み切って底の遠方が浅く見えます。池の周辺を巡っても、常に足元が一番深く見えるよう変化して見えるので、深さは大人でも子供でも胸の高さまでといわれます。
3 末無川(すえなしがわ)
高天原の松林の中より湧き出る水が流れて小池となり、数十メートルほど流れて、地中に入って行末がわからないといわれています。現在、池の水は枯れてしまいました。
4 御藤の花(みふじのはな)
藤原鎌足公のお手植えと言われ、この花が多く咲いた時は豊作、少ない時は凶作であると伝えられています。現在この藤の木は枯れてありません。鹿島神宮拝殿の東側にあったとされています。
5 海の音
宮中地内で、波の響きが北の方に聞こえる時は快晴、南の方に聞こえる時は雨になるといわれています。
6 根上りの松
鹿島山および高天原に生える松は、すべて伐り株より芽が出てくることから、幾度伐っても枯れないといわれています。
7 松の箸
鹿島山に生える松で箸をつくるとヤニが出ないといわれ、昔は正月の七日間は太箸と言って松の箸を作って使っていたそうです。
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境内の外
鹿島灘
鹿島灘の日の出!綺麗です!早朝の参拝ですとこの景色に出会うことができます!
東の一之鳥居
西の一之鳥居
周辺のおすすめスポット
おすすめグルメ
湧水茶屋 一休(ひとやすみ)
地元の良質なそば粉を長命の湧水で打ったお蕎麦を楽しむことができます。
場所は奥宮の先の坂を下った御手洗池の目の前です。
『自然の中でほっとひとやすみ』がコンセプトですので、ぜひ自然の中で美味しいおそばや秘伝のこだわり自家製みそを塗ったみたらし団子、炭火で焼いたあゆ、湧水コーヒーなどを堪能してください。
かしま 甘太郎 鹿島神宮参道店
焼きたての甘太郎(大判焼き)が楽しめます。
県外の方にはピンとこないかもしれませんが、茨城県の方々には甘太郎という愛称で親しまれております。
長年培った秘伝の味のあんと、焼きたてを食べればパリパリ、時間が経つとモチモチに変化する皮がこだわりですので、参拝の後、まずは焼きたてを。ご自宅でモチモチした食感を楽しむことができます。
ジェラート&イタリアンスイーツのお店 ソルソーレ
爽やかなジェラートが楽しめます!
農家さんが大切に育てたおいしい旬の食材から、季節の移り変わる楽しさを味わうことができるお店です。
かしまパン
モチモチした食感の美味しいパンが楽しめます!
オーナーさんがお一人で切り盛りされておりますので、少し待ち時間はあるかもしれませんが、パンをかみしめるときっと納得することでしょう!また価格もとてもお手頃です。
しをみ食堂
驚きの『カツカレー』を楽しめます!
わらじのようなカツがのっているカツカレーが楽しめる『しをみ食堂』さんは、鹿島神宮からは
少し離れますが、見ても食べても楽しめるレトロな食堂です。
カツカレー以外の定食も、1,000円前後で食べることができて、どのお料理も懐かしさを感じることが
できます。
駐車場は少し不便で、すぐにお客さんでいっぱいになりますので、11時の開店前に
行くのがおすすめです。
茨城の観光名所として是非、行ってみてください!
まとめ
すべての始まりの地とされる鹿島神宮。
不思議な伝説がたくさん残る鹿島神宮は、日本三大楼門の一つに数えられる『楼門』をはじめ、歴史と雰囲気を感じられる神社です。
また、鹿島神宮は東国三社の一社ですので、息栖神社(茨城県神栖町)と香取神宮(千葉県香取市)とともに参拝することをおすすめします。全く違った雰囲気を味わってください。
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